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COLUMN

【連載】橘めいの『いつだってファイティングポーズ』 第9回 イケメンの尊さ~7人のギャングスター~

先日、エロメン・ラブメン・イケメンが出演している舞台、
『7人のギャングスター』を観に行ってきました!
http://rexy.tokyo/

皆さまの方がきっとよくご存知だとは思いますが、
『劇団Rexy』は、GIRL'S CHさんとSILK LABOさんが次世代俳優の新たなエンターテイメントを発信する場として立ち上げた劇団です。

昨年11月に旗揚げ公演をおこない、今回が第2回目の公演!

要するに、いつも動画やDVDで観ているあの人やあの子に生で会える!
・・・ってことなのね!
そりゃファンは興奮するわ。

GIRL’S CHさんでコラムを書いているくせにエロメン事情にとんと疎いあたしは、
出演する役者さん達の前情報をほとんど入れることなく、
新宿はシアターモリエールへ向かいました。

会場に着くと、GIRL’S CHでも有名な渡部拓哉くんが客入れをしていて、
かっこよすぎてその時点でちょっと動揺。。。
(渡部くんのことはさすがに知っていたのですが、
まさか実物あんなにかっこいいとは・・・侮ってたぜ・・・!)
一気に自分が女の顔になるのがわかりました。笑

イケメンって本当に尊いですね。

実はあたしは、『劇団Rexy』の舞台を観るのは今回が初めて。
ましてやエロメン、ラブメンのなんたるかもよくわかっておらず、
普通の芝居がおこなわれるのか果たしてそうじゃないのか、
(舞台でエッチなことするとか?)
それすらもわからずに、始まる前からなんだか言いようもないドキドキに襲われました。

会場はお客さんの約8割が女性で、まずその光景に驚きました。
(そりゃそうなんだけど・・・)
役者の友達も多いので、舞台を観に行く機会も割とある方なんですが、
ここまで女性客の多い舞台というのは初めてだったかも!

でも、一緒に連れて行った男の子(こちらもまた役者をやっているイケメンだったのですが・・・)が、「最近の2.5次元の舞台と客層が一緒ですね~」って言ってました。

知ってます?2.5次元ミュージカル!!
マンガやアニメなどの原作を割と忠実に舞台化したミュージカルで、
『テニスの王子様』(通称『テニミュ』)などが有名です。

あたしもなんとなく耳に入っては来ていたのですが、
その市場が今かなり大きくなっているらしいんですよ。
それこそ会場でのグッズ販売とかもものすごい売れるらしいし。
こりゃ女の欲望をネタにしているあたしとしては
近々観に行かなくちゃならないなと思ってはいるんですけどね!
(その時はまたレポートします!)

自分のテンションを上げてくれる「もの」、「人」にお金を使うという意味では、
アイドルだろうがエロメンだろうがホストだろうが変わりはないと思っているあたしです。

ここもまた、「女を持ち出す場所」なんだなーと思いながら、
舞台が始まるのを待っていました。

会場の女の人たちからは、溢れ出る『期待』のようなものを感じました。
ドキドキする感じ、ソワソワする感じ。

「もうすぐ好きな男が出てくる」「もうすぐ好きな男に会える」
そういうエネルギーで満ちていて、
「男の子たち、この期待の中で出てくるんだなー。すごいな。」
と思いました。

でも、人の前に出るってのは、そういうことなんだよね。
もらった期待に応えるってことなんだよね。

そして始まった舞台は、いい意味であたしの期待を裏切ってくれました。
というかごめんなさい・・・!
正直あんまり期待していませんでした!!笑

出演者全員が舞台経験があるわけじゃないし、まあお客さんだってたぶん
話のおもしろさとか芝居のうまさとか求めて来るわけじゃないんだろうし、
かっこいい男の子たちが集まってなんとなく楽しい感じでやるんだろうな~みたいな、
本当に申し訳ないんですけど、そんな風に思っていたんです。

・・・でも、すっごくおもしろかったんです!

話もおもしろかったし、それぞれの個性が役に活かされてて、
男の子たちのコミカルなやり取りから生まれるグルーヴがあったし!

でも、この舞台のおもしろさってたぶんそういう細かいことじゃないんです。
誰の芝居がうまいとか、脚本のここがいいとか、そういうことじゃないんです。
(そういうのももちろんあるんですけど。笑)

舞台中ずっと、「楽しい!」「かっこいい!」「大好き!」
っていうオーラが会場に充満してた。
それで役者はどんどんノッていくし、観てる方もどんどん楽しめた。

そして終わったあと、お客さんがみんな満足したいい顔してたの!
悲しい顔してる人、不満そうな顔してる人がいなかったの!

それは、男の子たちが観に来てくれたお客さんの期待に、全身全霊で応えたから。
それでお客さんは「来てよかった~観てよかった~」って思って帰るわけでしょ。

会場が、需要と供給のハッピーなバランスで満たされていました。
すごいことですよ、これは。
いいものを見せていただき、ありがとうございました。

あたしも心なしか次の日、肌ツヤがいい気がしたよ。笑

やっぱイケメンって尊いな。

劇団Rexy、次回公演も楽しみにしています!

◆ライタープロフィール

橘めい
『Ladies Motivation Project』代表

(通称LMP=すべての女たちがそれぞれ自分自身の美しさを肯定し、ありのままの自分を謳歌し、生き生きと力強く楽しんで生きることを応援するプロジェクト。)

モチベーター/ライター/イベントプランナー

男と女、恋やセックス、女の自意識と加齢などについて日々考え続けている33歳。酒と映画と男をこよなく愛しています。パワースポットは歌舞伎町(二丁目含む)。一応、一児(6歳男子)の母。

BLOG /『ハレンチには程遠い』
X / @TachibanaMay