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COLUMN

【連載】橘めいの『いつだってファイティングポーズ』 第5回 Take the Bath Togetherのゆくえ

行ってきました!テルマー湯!
やってきました!Take the Bath Together!通称『TBT』!

(なんのことかってそれはこちら → 第2回 そうだ、銭湯に行こうを先に読んでいただくとして・・・)

テルマー湯というのは、昨年8月にオープンしたばかりの、
新宿は歌舞伎町にある温泉施設でございます。
(スーパー銭湯をちょっとゴージャスにしたみたいなところ。)

そう、テルマー湯に行った目的とはLMPのイベント、
『Take the Bath Together』(TBT)をおこなうためでございまして…。

おっぱい(がない)コンプレックス克服のため、そして他人に自分の体を見られるのが嫌だからといって、あったかくて大きいお風呂やサウナという快楽を享受できないなんて
もったいなさすぎる!と思ったあたしはこのイベントを思いつき、
さっそく女の子たちが16人集まっているLINEグループに呼びかけをいたしました。
(勝手にLMP本部のようにしています。皆さまいつもありがとう。)

実はこのLINEグループはあたしの共通の知り合いというだけで、会ったことない同士もたくさんいるので、このイベントを呼びかけた時、「裸見られるの恥ずかしい・・・」
「よく知らない人と一緒にお風呂に入るのはちょっと・・・」
という反応を予想していたのですが、意外なことにけっこうな人数が乗り気だったのです。

そのことにあたしは少し面喰らいました。

あたしのように、自分の体を同性である女の子に見られることに
必要以上にコンプレックスを感じてしまう女もいれば、
女の子同士で裸を見せ合う(別に見せ合っちゃいないんだが、見られる状況にある)
ということをいたって普通に受け入れている女たちもいるわけです。

それにはどうやら育ってきた環境も大きく関係しているみたい。
(例えば大家族、例えば女子高育ち、寮生活をしてた、スポーツをやっていて合宿などでみんなでお風呂に入るのが常だった、などの理由によって。)

もちろん、見られることが平気というのと、自分の体に自信があるのとはまた少し違ったことではあると思うけれど、このTBTの趣旨を理解して、快く「いいね!行こう!」と言ってくれた女たちの懐の深さに、あたしは面喰らうと同時に、やっぱり女っていいなあと感激しました。

だってそこにはさ、女同士の見栄の張り合いとか、駆け引きとかないもの。
あたしの方がいい下着着てる!とかさ。
あたしの方が若くていい体してる!とかさ。
純粋に、「みんなでおっきいお風呂入ろうぜ~」っていうシンプルな目的のみ。

あたしもそのために、恥を忍んで一歩を踏み出したわけです。

…と、書いていて思い出した!

あたしの大好きなドラマ『セックス&ザ・シティ』で、
シャーロット(素直で夢見がちなお嬢さまキャラ)が、スパで裸になることが
とても恥ずかしくて、タオルで体を隠さずあけっぴろげにしている女たちを
羨ましがるエピソードがあったことを!!

シャーロットは、「みんなあんなに何も隠さずに裸でいられるなんて、
自分の体に自信があるのかしら・・・あたしには無理・・・」と言う。

それに対して、キャリー(主役の恋愛コラムニスト)はシャーロットを褒めて、
「シャーロットのおっぱい、超キレイだよ!自信持ちなよ!!私は自分の鼻が嫌い!」
と自分のコンプレックスを明かすのです。
ミランダもシャーロットを慰めるためにコンプレックスを告白するのだけど、
サマンサだけ「え?あたし?ないわよ!だってあたしって最高だもの!」
という返事で、やっぱり最高。
(あたしはSATCの中でサマンサが一番好きです!)

シャーロットはみんなに自分の体を褒めてもらったことによって、
少しだけコンプレックスを克服し、タオルで胸を隠さないでスパに入ることができました。

すると、そこにいた知らない女性がシャーロットに声をかけるのです。
「あなたのおっぱい、すっごくキレイね。」って。

そうだよ。
自分がコンプレックスに感じていることも、
他の人から見たら素敵なチャームポイントかもしれないんだよ。

前回のTBTでも集まった女たちが自然にそれぞれを褒め合っていた。
だって褒めるところはいっぱいあったから。
あたしから見たら他の人の顔だって体だって褒めるところだらけ。

人のおっぱいを見て、いいなあって思っちゃう自分もまだいるんだけど、
それも含めて自分なんだと、認められたらいいなと思います。

褒め合うことによって、きっと誰かの意識が少しずつ変わるような気がしています。

とにかくテルマー湯が綺麗で静かで最高だったので、(まだ人も少ないし!!)
このイベントは月1でおこなっていきたいと思っています。笑

大好きな歌舞伎町のど真ん中で、あったかくておっきいお風呂に入ってビバノンして
風呂上がりにビール飲んで、そば食べたりするんだよ?最高でしょ。

コンプレックスを手放すことで手に入る快楽なら、
少し無理をしたってえいって手放そうと思ったのでした。

ああ、もうテルマー湯が恋しい。笑

皆さんもぜひ行ってみてください!

◆ライタープロフィール

橘めい
『Ladies Motivation Project』代表

(通称LMP=すべての女たちがそれぞれ自分自身の美しさを肯定し、ありのままの自分を謳歌し、生き生きと力強く楽しんで生きることを応援するプロジェクト。)

モチベーター/ライター/イベントプランナー

男と女、恋やセックス、女の自意識と加齢などについて日々考え続けている33歳。酒と映画と男をこよなく愛しています。パワースポットは歌舞伎町(二丁目含む)。一応、一児(6歳男子)の母。

BLOG /『ハレンチには程遠い』
X / @TachibanaMay