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【連載】もっともっと♥感じるためのAV講座
第17回 私が丸18年AVに飽きない理由とは？
遂にアダルトライター19年目に突入しました～!!
AVファンの皆さま、こんにちは。ライターの文月みほです。「AVを観て興奮できなくなったらアダルトライターを辞める！」と、小さな誓いを立てて始めたこのお仕事ですが、まさかこんなに長く続いちゃうなんて！ つくづくビックリですよ……己の性欲に。
「よく飽きないね？」と、昔からオジさまライターに呆れられることが多く、最初の頃は「逆に飽きる理由を教えて欲しいですよ！」などと返していましたが、最近では自分自身でさえ「なんでだろ？」と、ちょっと脅威に思ったりもしています……己の性欲に（２度目！）
そんなわけで、「なぜ、私はAVに飽きないのか？」を、この機会にじっくり考えてみたのですが、その最たる理由は、AV女優さんが好きだから！ これに尽きるんですよね。だって、一人として同じ人なんていないし、セックスだってその都度違うし。でも、正直なことを言ってしまえば、女優さんがセックスワーカー然としたワンパターンなセックスをし始めたら最後「お疲れ様でした～」と、こっそりファンを卒業しています。そして、また別の女優さんにキュンキュンとときめきはじめ、その無限ループが、丸っと18年！ そう考えると至極単純なお話ですよね。納得!!
と、ここで納得してしまったら元も子もない。さて、今回のAV講座は、私がAVにハマり続けている第２の理由について掘り下げつつ、皆様にも末永くAVを楽しむコツをお伝えしていこうと思います。
■地味な男性が興奮している姿を見ると異常興奮するフェチ
前回の窒息フェチのお話の他、これまでAVの題材になっているフェティシズムについていろいろとお話ししてきましたが、世の中、もっともっと驚くべきフェティシズムは存在します。風船を膨らませたり、割ったりしてキャッキャする美少女をめでる『風船フェチ』は、AVジャンルとしても確立するほどメジャーですし、ビルより大きな美女になぜだか性的欲求をつのらせる『巨女フェチ』は、ヨーロッパを中心に愛好家がたくさんいる世界規模で認識されているフェティシズムのひとつ。一体、どこをどうみればそれらに欲情できるのか、いまだに謎なのですが、実は謎を抱えていることこそが、私がいまだにAVを興味津々で観賞できている第２の理由なのです。
世の中には、挙げればきりがないほど摩訶不思議なフェチが存在し、その大半がニッチすぎてAVの題材にすらなりません。かく言う私も自分がなぜ興奮してしまうのか、いまだに理由がわからない奇妙なフェチを抱えていたりするのです。
それが『地味な男性が興奮している姿を見ると異常興奮するフェチ』。文字だけでは何が何だか意味が分からないと思いますので説明しますね。まず、地味な男性というのは、年齢は問わずです。若くても、おじさんでもＯＫ。他人の視線などお構いなしっぽいいでたちをしていて、顔立ちはとくに特徴はなく、性格的にも奥手そうで、女性に話しかけるなんてもっての他…に見える男性を指します。一言で言えば、恋愛を謳歌していなさそうな男性ということです。
そんな方が、女性を前に、独占欲をむき出しにして覆いかぶさり、女性の服をはぎ取りつつ、もどかしそうに自らの服を投げ捨てて、無我夢中で挿入し、さらに無我夢中で腰を振り、なおかつそれに女の子が感じている。このシチュエーションが「辛抱たまらん」のです。偶然、見つけてしまえば、目の前の仕事も投げ捨てて、こしょこしょ、もぞもぞ…。
ポイントは女の子が感じていること。嫌がっていたら、単なるレイプですし、謎フェチでもなんでもないですよね。地味な男性が興奮し、その興奮に女性がきちんと答えているという図式がなりなっていなければ、異常興奮には至りません。
最初は『冴えないおじさん×美少女』というカップリングに興奮しているのかとも思ったのですが、『クラス一地味な男子×校内一のマドンナ』のカップリングでも興奮度は全く同じことに気づき、『地味な青年×地味なＯＬ』でもＯＫ。最もハマったのが『どこにでもいそうなお父さん×無口すぎる娘』と、『コミュニケーション能力低そうな暗～い家庭教師×生真面目な女子校生』。エロアニメでは『義理のお姉ちゃんのことが密かに好きな奥手な少年×理事長の娘で学園の裏ボス的存在の腹黒超絶美少女』。ね？ 意味が分からないでしょ？
その上、一体、私は女性と男性のどちらにシンクロして興奮しているのかも分からないんです。唯一分かっているのは、地味な男性は興奮をお顔で表現する能力に欠けている方が、より興奮度が高まるということ。「僕、今もの凄く興奮しているんだけど、こんな時、どんな顔をすればいいの？」的な。そして、女性側は若くないとダメ。普段は熟女さんも好きなのですが、このシチュエーションに限っては萌えないんですよね。その理由も判りません。もうますます謎は深まるばかり…。
とまぁ、話が若干寄り道しましたが、飽きない理由その２は『探求すべきフェティシズムをひとつ持っていること』です。私の場合は、なかなか狙って探せるシチュエーションではないので、遭遇するには偶然に頼るしかなく、だからこそラッキースケベ的な興奮も加わり『異常興奮！』につながっています。私には、膨大な数のAV作品が金山のようにも見えていて、掘り進めていくうちに大きな金塊を掘り当て「やった～！」とばかりに大喜びしているのです。こうして欲に目がくらんでいる限り、まだまだAVに興味を失うことはなさそうだな…というわけです！
■あなたにもありませんか？ 謎フェチ
どんなに好きなものでも、ぼんやり眺めているだけでは飽きてしまうのは当然。ときどきは「私は何に興奮しているんだろう？」と、問いかけてみて下さい。きっと、あなたにもあると思いますよ。理由は分からないけれど、中毒になっている謎フェチが。些細なことでいいんです。
「男優さんのお尻にホクロがあるとなぜか興奮する。なぜだろう？ どんな形のお尻でもいいのだろうか？ ホクロの位置は？ 数は？」
「暴力は嫌いだけど、拷問という言葉には興奮する。その違いはなんだろう？ 拷問の方法は？ お仕置きする男性はどんなタイプがいい？」
「レズじゃないのに、女優さんのおっぱいが大きいと興奮する。なぜだろう？ 理想の揺れ方は？ 縛られていると尚いい？ 理想の形状は？」
こうして考えているだけでも、少し楽しくなってきませんか？ 内心「バカらしいことやってるなぁ」と、思いつつ、ちょっとした背徳感もあり、謎が深まるほどに意欲と闘志も湧きあがり「謎フェチにハマるAVを探してやるぞ～」と、ワクワクドキドキ♪
もうお分かりかと思いますが、AVは観るだけが楽しみ方ではないんです。探している時間ごと楽しめば興奮も倍増間違いなし！
■最後に
このコーナーでは、何度となくフェチについてお話ししてきましたが、今回はあなた自身のフェチを探すという別の角度からお話ししてみました。どうでしたか？
ちなみに、私の謎フェチについての補足ですが、根本にあることだけは、分かっています。私は、人が喜んでいる顔を見るのが大好きなんですよ。喜びが伝染してきて、疑似体験に近い幸せを感じるのです。オタクの人が好きなアニメ話を永遠としているのも２～３時間楽しく聞いていられますし、インテリな方が小難しい話を満足げに語ってる姿にも見入ってしまいます。まぁ、語っている内容も、そんな男性に私が惹かれている理由も、さっぱりわからないんですけどね（爆）
こんな感じで、案外、性癖だと思っていることは、エロとは無関係なところに所以していることって多いのではないかと思います。
あなたは何が好きですか？
それを知ることが、AVを末永く楽しむコツなのではないかと、今回、いろいろ考えた末にたどり着きました。
ちなみに、夜にキャンドルを灯して、１人で静かに考え事をすると潜在意識が開きやすく、自分自身を深く知るができるのだと、先日、スピリチュアルの先生から伺いました。くれぐれも、たいして好きでもない男性とは炎を見つめないようにと注意を受けました。キャンドルの炎には催眠に似た効果があり、口説かれたらいっぱつで落ちちゃうそうですよ。蛇足ですが。
そうそう。私の謎フェチAVのタイトルが気になる方は、ツイッターなどでお問い合わせくださいね！
では、また次回まで!!
では、また次回まで!!
◆ライタープロフィール
文月みほ（ふみづき・みほ）
アダルトライター。
１万5千本に及ぶAV鑑賞経験を活かし女性向け18禁イベント【花園AV女学院】を主催。AV専門誌をはじめ、アダルト系WEBサイト、週刊誌などにAVレビューやAV女優・男優インタビュー記事など多数掲載中。
提供：GIRL’S CH
