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COLUMN

【連載】もっともっと♥感じるためのAV講座
第16回 秘められたフェティシズムを読み解けば新たな刺激が!


例えば街をぶらぶらと歩くとき、その近辺にある人気のお店の情報を知っているのといないのでは、散歩の充実度が変わってきますよね。情報を知っていると「あ! このお店には芸能人御用達のプリンが売ってるんだよね。いつも売り切れって聞いていたけど今日は残ってる。ラッキー!!」となりますし、知らなければお店の前を素通りするだけ。みすみす美味しいプリンを逃してしまい「今日も何にもないつまらない1日だったな~」となり、家に帰ってふて寝するだけに。

実はAV観賞でも同じことが言えます。何の知識もなく観賞すれば、人気の男優さんの注目すべきテクニックをスルーしてしまいますし、監督がこだわっている興奮ポイントさえも早送り…。「最近のAVってつまんないよね」となってしまうのです、あぁ、なんてもったいない!

そこでAV観賞歴18年の私、文月みほがお届けする今回のAV講座では、AVの刺激が2倍にも3倍にも増す、隠れたフェティシズムをご紹介します。この情報を抑えておくと、秘めたる興奮ポイントでしっかり美味しい興奮を味わうことができちゃいますよ。


■秘めフェチpoint1【窒息フェチ】

これは、特に凌辱モノ、レイプシーンを早送りして素通りしている方に知って欲しい情報です。

最近、若いAV女優さんをインタビューしていると、しばしば聞くのが「私、首絞めプレイが好きなんです」という驚くべき告白。ここ2~3年のことなのですが、10人に4人くらいの割合で耳にします。M女優さんから聞く分には「ふむふむ」と納得するだけで終わるのですが、それがそうではないんです。清純派の女優さんだったり、ウブ系の女優さんだったり、デビュー前の新人さんだったりと、外見や人柄からは想像もできない美少女&美女が言うからビックリしちゃうんですよね。しかも、こう告白してくれるほとんど全員がプライベートでの体験談。

首絞めなどと聞くと、かなりハードコアなSMプレイやレイプを想像するのですが、実際は全く違います。

「当時付き合っていた彼が興奮しながら首を絞めてきて、最初は驚いたのですが、気が付いたらどんどん気持ちよくなってしまって…」
「元カレがSっぽい人で、エッチの度に軽く首を絞めてきたんです。その影響で、私も首絞めに興奮するようになってきちゃって、撮影でも男優さんにお願いすることがあるんです」

などなど、実にテレくさそうに話してくれるので「これはパフォーマンスで言ってるわけじゃないぞ!」と、ドキッとさせられるのです。しかも、首を絞めている彼もマニアックな性癖の持ち主などではなく、「どちらかといえばS」「セックスの時だけS」という普通の男の子。それだけに、最近の若者のスタンダードなセックスに首絞めプレイが深く根付いているのだと、その点でも驚かされています。

さて、セックスにおける首絞め行為は、相手に殺意を持って首を絞めるそれとは違い、フェティシズムで分類すると【窒息フェチ】に属するれっきとした性的プレイです。説明するまでもなく、加虐心を持つ人が好む傾向にはありますが、限られたマニアではなく一般の若者でさえも行う理由は、簡単に強い刺激を感じることができるから。果たしてその刺激とは?

首を絞められて興奮する女の子たちに聞いた主な回答はこちら。

「理由は分かりません…」
「私がMだから、彼に強引にされると興奮するんです」

ほとんどの女優さんが、自分がMだからだと思っているようですが、実は首絞めプレイは男性がオナニーの際に行うプレイとしても人気があるんです。つまり、SM的嗜好だけが興奮の理由ではないということ。では快感を覚える真の理由を説明しますね。それは、軽く首を絞めることで低酸素症を引き起こし、「心臓がバクバクと高鳴る肉体的反応」を、「性的に興奮して心臓が高鳴っている状態」と錯覚することで快感を覚えるという脳内のメカニズムがあるからなのです。肉体的快感とは違い、脳内で感じる快楽は深い高揚感を覚えることは、女性の皆様には容易に理解できるかと思います。そして、首を絞められた女性は、興奮するに従い、無意識で性器を絞めつけたり、激しく濡らしていくので、男性自身も気持ちよくなれるという仕組みなのです。

しかし、仕組みを知ったからといって安易な気持ちで真似だけはしないでください。強い興奮を感じるゆえに麻薬にも似た中毒性があり、それゆえにハマりすぎには注意が必要な危険な行為。締めすぎが原因で死に至ったケースも報告されていますから。

なのですが! AVを観賞する際には、これは重要な興奮ポイントになりますので、ぜひ注目してみてください。実は「絞める者」と「絞められる者」の間に、密かに際どい興奮と快感が交わされている。それを踏まえて首絞めシーンを見てみると、ただの痛々しい暴力シーンでしかなかった行為に、妙にドキドキした激しい刺激と興奮を覚えませんか?


■窒息フェチプレイは意外なところでも行われています

窒息フェチにまつわるプレイは首絞めだけではありません。低酸素症を引き起こすプレイとしては『イラマチオ』と『顔面騎乗』もあります。

「ガンキ」と略されることの多い顔面騎乗については、女性が男性の顔の上にドカッとお尻を載せて圧迫する痴女プレイとして行われることがメジャー。一見すると、単に女性が優位に立つための行為だと思われがちですが、ここでも興奮の交換は行われています。お尻で呼吸器官をふさがれた男性は、低酸素症を引き起こし脳内変換によって興奮状態となりオチ○チンが勃起。それを見た女性がどんどん興奮していくという仕組みです。これを知った時、「これなら試せる!」とワクワクした私でしたが、顔面騎乗をさせてくれる男性は「極度の尻フェチ」「痴女好き」「M男」のいずれか。うん、なかなかいないですよね…(涙)

イラマチオは、フェラチオと似ている行為ですが、男性が主導権を持ち喉奥にオチ○チンをつっこむというプレイですので、される側は口をふさがれているのも同然。かなり息苦しさを感じます。意識も朦朧となるので、涙、鼻水、よだれも流れ放題になり、女性がかなり悲惨な姿をさらすことになります。実は私、AV観賞歴が浅いころにはイラマのシーンが大嫌いでした。美女が心を込めて男性に奉仕するフェラに女性らしい愛らしさを感じていた私にとって、イラマは真逆のプレイ。美女が苦しんでるだけで、絵的にもま~ったく美しくない。「何がいいの!」と憤りつつ早送りしていたのです。でも、女優さんに「イラマが好きなんです」「イラマを知って、喉奥が性感帯になりました!」という話を聞くうちに、「え? そんなのいいの?」と興味を抱くようになり、美女が悲惨な姿で苦しみに耐える顔がいつしか「なんてエロいんでしょ!」と感じるまでに。その理由は、苦しみの中に快楽があると知ったから。美女が、鼻水垂れ流しになるほど理性をかなぐり捨てて、夢中で快楽をむさぼっていると思ったら、エロくないはずないでしょう? そして、そんな彼女たちもまた窒息フェチであったという確固たる証拠が加わったことで、快感は「やせ我慢」や「勘違い」などではなく、真の「興奮」から得られるものだったと知り、ますます彼女たちの興奮にシンクロするようになったのです。

これこそ、知ってると知らないのとでは大違い! ぜひ、この情報を踏まえてイラマを鑑賞してください。一気にエロさ10倍増しになりますから!


■最後に注意です!

さて、今回はかなりマニアックなフェティシズムについての説明でしたが、いかがでしたか? ここを抑えているだけで、男性も顔負けのAV上級者になれますよ! ただし、私が推奨するのはAV観賞における【窒息フェチ】であり、プレイとしてはお勧めしません。AV撮影はプロの目で、しっかりと危険信号を察知して首絞めやイラマを加減しています。しかし、一般の方にそれを期待するのはあまりに危険な行為。もし、パートナーに首絞めを求められ苦しいと感じたら、女性からストップをかけて下さい。これは私からのお願いでもあります!



◆ライタープロフィール

文月みほ(ふみづき・みほ)
アダルトライター。

1万5千本に及ぶAV鑑賞経験を活かし女性向け18禁イベント【花園AV女学院】を主催。AV専門誌をはじめ、アダルト系WEBサイト、週刊誌などにAVレビューやAV女優・男優インタビュー記事など多数掲載中。