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COLUMN

【連載】もっともっと♥感じるためのAV講座 第4回 気分に併せてジャンルを選択すればドキドキも倍増

普段、何げなく鑑賞しているAVをもっともっと楽しむために、知っておきたいAVの基礎知識。 第4回目のテーマは、AVのジャンルについてです。私はAVライターになるまで、AVはおろか、エロにジャンルがあるということすら知りませんでした。が、それを知った途端に、エロの深さに感動。そして、各ジャンルのエロを追求し、映像作品として発表されているAVの魅力にとりつかれ、18年と言う決して短くはない歳月をその追求に費やすに至っているのです。

■AVは単なるセックス映像ではなく『作品』なのです

「AVって、要は男女がセックスをしている様子を撮影した映像でしょ?」

20代後半、アダルトライターになるまで、私はAVの奥深さを全く知らずにいました。他人のセックスを覗き見て興奮する一部の変態のための卑猥な遊び。そして、恥ずかしながら私の中にも、そんな『変態な自分』が潜んでいて、ときおり「セックス見せろ!」と騒ぎ出すものだから、当時つきあっていた彼のコレクションを内緒で物色しては、適当なものをみつくろって、適当に欲望を満たす日々を送っていました。

しかし、そんな自分の浅はかさを呪い始めたのは、AVレビューを始めてからわずか3~4か月の事でした。とにもかくにも理解ができないAVに出会ってしまったのです。

内容は、地味で奥手そうな女子が怪しげな男に公園に呼びだされ、出会いがしらに『ひっひっひ、服を脱げ』(注:当時はそう聞こえてました)と、命令されてしまうという衝撃的なもの。その地味女子は、奥手ゆえに逃げることもできず、半泣きで服を脱ぐのですが、男はそのままセックスを強要するのではなく、鼻息を荒げながら薄いコートをはおわせ、「ご褒美だ」と彼女の首に真っ赤な首輪を装着するのです。そして、そのままワンコのように住宅街を散歩。時折、公衆トイレなどの物陰に隠れては、大人のオモチャで彼女を責めあげ、満足げに鼻息を荒げる事1時間…。

「うわ~、テープをひっぱりだして切り裂いてやりたい!!」

当時はまだVHSの時代。鑑賞を終え、キュルキュルと部屋に響くテープの巻き戻し音さえ腹立たしく、こうして私は、壁を叩くほど自分の運命を呪ったのです。

さて、そもそもなぜこのAVを鑑賞するに至ったのか? それは『今月のお勧め新作AVコーナー』担当の新米ライターだったから。

「こんなゲス男に媚を売って、感じてる演技とかしちゃうから、男が調子に乗るんだよ! 何が人気シリーズだ!!」と罵倒して、編集部に突き返したなら、即廃業。ましてや「こんなもの、モテない青春時代を送った下衆なオヤジが、地味な女子を苛めて『や~い、や~い』と、嘲笑っているでけでしょ? クソがっ!」だなんて、お下品なことを言えば、人間性さえ疑われてしまうわけで…。

そんな理由で慌てて『AV』とは何たるかを調べはじめた私。すぐに、この一連の行為が『M女調教』というSMプレイの一種であることを知り、さらにその様子を撮影した映像は『調教モノ』というジャンルに区分されていることを学びました。

その時、他にも様々なジャンルがあることも知りました。『ナンパ』『SM』『ドラマ』『ドキュメント』など、エロ知識が全くないアラサー女にも簡単に理解できるジャンルはよかったのですが、『美少女単体』『主観』『ハメ撮り』『フェチ』『ぶっかけ』など、日常会話には登場しないワードも続々でてきて、一気に頭の中には『?????????』の嵐に。ところが、その一方で「AVって、私が考えているものより、もっと奥深いんじゃないの?」と、爛々と目を輝かせてもいました。

そして、AVの価値観が一変。『変態のための映像』から『性に特化した作品』へと、様変わりしたのです。まさしく、青天の霹靂でした。

■ジャンル=性的興奮のツボの種類なのです

AVにおけるジャンル分けは、『何に興奮するのか?』という、性的興奮のツボによって区別されています。早速、先述の主だったジャンルについて説明していきますね。

『ナンパ』

一般的なナンパと同じ意味。ナンパ師と呼ばれるAV男優が、路上で一般女性に声をかけて、セックス撮影を交渉。「一般女性の生々しいセックスこそ萌える!」という方にお勧めのジャンル。近年は、迷惑防止条例によって撮影が規制されているので、一般女性役は女優さんが演じることがほとんど。しかし、ナンパ特有のドキドキ感を十分再現しているので、類似した興奮を味わうことが可能です。

『SM』

S=サディストと、M=マゾヒストが、互いの性的興奮を享受するため、一定の規約の元に考案されたプレイを楽しむ行為。プレイ内容は様々ありますが、AVで人気のプレイは以下のものです。麻、綿の縄や、テープなどを使って拘束する緊縛、熱したろうそくを素肌に垂らす熱蝋責め、革製のムチで体を打つ鞭、手のひらで体を打つスパンキング、専門の道具を使った玩具責め、女性のM性を引きだすための調教。これらは、コアなマニア向けから、誰でも手軽に真似ができるソフトSMまで多種多様なプレイを鑑賞できます。

『ドラマ』

AVでは、日常生活では、なかなか経験できないシチュエーションが好まれています。母と息子の禁断のセックスを描いた近親相姦ドラマ。中年オジサンが美少女(女子校生など)を、部屋に閉じ込めて懐柔させてく過程を描いた凌辱ドラマなど。しかし、最近では、不倫、学園青春ラブコメ、潜入捜査官など、一般のドラマさながらの作品も人気です。純愛をテーマにした作品は、特に女性に人気があります。

『ドキュメント』

監督の撮りたいテーマに即して撮影されたこだわりの強い作品が多いので、監督ファンにお勧めのジャンルです。セックスレスに悩む人妻とのセックスを撮影した『不倫旅行』が男性には人気ですが、有名監督たちが参加し、劇場公開もされた『テレクラキャノンボール2013』は、多くの女性にも注目を浴びた大ヒット作です。

■まとめ 他にもジャンルは無限大!

今回は比較的に分かりやすいジャンルの説明をしましたが、他にも『美少女単体』『主観』『ハメ撮り』『フェチ』『ぶっかけ』など、ジャンルは無限大。こちらは、次回じっくりご説明します。

さて、AVジャンルを理解することは、今、自分がどんなものに興奮するのか理解することにもつながり、そこから自分でも知らなかった性癖を発見することも! 性癖を見つけることができれば、よりドキドキ感を楽しめるAVを探しやすくなりますよ。

◆ライタープロフィール

文月みほ(ふみづき・みほ)
アダルトライター。

1万5千本に及ぶAV鑑賞経験を活かし女性向け18禁イベント【花園AV女学院】を主催。AV専門誌をはじめ、アダルト系WEBサイト、週刊誌などにAVレビューやAV女優・男優インタビュー記事など多数掲載中。