誰にでも愛される料理男子。

経済学部1年。バンコクで一人暮らし。父は亡くなり、母と弟がアメリカに住んでいる。レストランを営む母に教わり、料理の腕はプロ級。料理研究部に所属し先輩たちからの信頼が厚い。男女を問わず可愛がられている。

大学でも家でも厳格な長男。

経営学部3年。水泳部部長。同じ大学に通う弟と妹と3人暮らし。両親が海外に住んでいるため、親の代わりに自分が弟妹に厳しくしなければならないと思っている。口数が少なくクールな性格で、あまり笑顔を見せない。

いつも元気で空腹な同級生。

水泳部部員。大学に入学した初日にパームに出会い親友となる。パームの作ったお菓子を一番に試食できる幸運な人。パームが水泳部のディーン先輩のことを好きなことに気が付き、自分からキューピット役を買って出る。

いたずら好きの金髪の先輩。

ディーンと同じ学年で親友。水泳部の中ではディーンの補佐的存在。下級生のティームがお気に入りで、ふざけ合ったりイチャイチャしながらもいいコンビ。部員から「あの2人、怪しい」と言われている。

パームの前世。

天真爛漫で家族思い。皆に怖れられているコーンに「大好きです」と告白する。大好きなコーンのために母に料理を習う。コーンの大好物のオムレツを作ると、どうしても焦がしてしまう。

ディーンの前世。

マフィアの息子であると大学中に知られていて、怖がって誰も近づかない。インが突然に告白してきたことに驚く。初めは頑なにインを拒んでいたが、真っ直ぐな愛に心がほどけていく。

パーム役のFlukeは96年生まれで、2013年の映画『グリーン・フィクション』でデビューしました。14年の『マイ・ブロマンス』で義兄と恋に落ちてしまう息子役での演技が評判となり、先に映画で広く知られるようになりました。

15年の「パート・オブ・ラブ」で初めてドラマに主演しましたが、しばらく脇役が続き「Until We Meet Again～運命の赤い糸～」で久々に大役を任されました。ディーン役のOhmは97年生まれで、17年の「ライング・ハート」でデビューして以来、ドラマ界で活躍しています。

一方、コーン役のKao、ティーム役のPremは「Until We Meet Again～運命の赤い糸～」がデビュー作となりました。

料理が下手なイン、料理の腕は天才級のパーム。時を隔て料理のスキルに違いはありますが、2人とも母直伝の味を心を込めて作るのは同じです。料理研究部が水泳部のお弁当に入れたのはルークチュップ。

インが願いを込めて食べたのも、母お手製のルークチュップでした。緑豆で作ったあんをこねて形にしたものに、ゼラチン（あるいは寒天）をぬって作ったお菓子です。果物や野菜そっくりにミニチュアサイズに作ったものがポピュラーですが、パームはディーン先輩のお弁当に星型のルークチュップを入れました。

ちなみにティームの好物だと言う「サンカヤー・ファクトーン」は、ココナツミルクを使ったカボチャプリンのこと。マナウの好きな「カノム・チャン」は、パンダンという植物の葉などで色を付けた甘いお菓子です。