ヨーロッパの町並みのようなSKYキャッスルはソウル近郊の超高級住宅地。ここには医大教授、ロースクール教授らが家族と住んでいる。

一見、優雅な生活の裏では、夫は出世競争に凌ぎを削り、子は名門大学を目指し受験勉強に明け暮れ、妻はひたすら家族のサポートに励む。

最近の妻たちの話題は、パク家の息子ヨンジェの医大合格のこと。祝福され羨望の眼差しが向けられたはずだったのに…。それは余りにも酷い悲劇の幕開けだった!?

１．VIP顧客向けの極秘の会合！

イ・ミョンジュからもらった招待状は表向きは投資の説明会だが、実際は入試コーディネーターと銀行の優良顧客をつなぐ極秘の会合だった。相性が良ければ合格率は100パーセントだという。

どうやって招待状を手に入れたのか、会場にはノ・スンヘも来ていた。

ハン・ソジンはミョンジュが勧めてくれたキム・ジュヨンというコーディネーターを選び、いくつかの質問に答えて引き受けてもらえる。

ソジンはすぐに姑のところに行き、高額なギャラの支払いを頼む。

２．妻の突然の死、そして夫は…

夫に送られたクルーズ旅行を楽しんでいるはずのミョンジュは、早めに旅程を切り上げて帰ってきてしまった。ミョンジュは少し疲れた顔をしていたが旅の話をして、ソジンたちに陶器の母子像をお土産にくれた。

その晩、ミョンジュは何の前触れもなく夫の猟銃で自殺する。ソジンは自殺の原因をあれこれ想像するが全く分からない。

パク・スチャンは妻の葬儀を済ませると、院長の座が目前だったのにも関わらず辞表を提出。SKYキャッスルから出て行った。

３．“私を信じてください！”

入試コーディネーター、キム・ジュヨンの指導が始まった。彼女は、ソジンに娘イェソの塾の送り迎えから生活すべてを管理する受験生のための献立を渡す。

勉強部屋ではスタンドの明るさを科目によって変えること、集中力を高めるためモンドリアンの絵を掛けるようアドバイスされた。

また、イェソと成績一位を争うファン・ウジュの存在を聞かされ、ウジュの母親と親しくなるようにと言われていた。しかし今だに連絡がとれない。

４．新しい家族と過去を知る女！

越していったパク家と入れ替わりに、ファン一家がやってくる。地方の医大卒のファン・チヨンが院長の強力な推薦で神経外科教授に就任したので、カン・ジュンサンたちは不満を隠せない。

チヨンの妻イ・スイムは引っ越しの挨拶に来て、ソジンの顔を見るなり「クァク・ミヒャン」と呼びかけた。ソジンはその場は平静を保ったが、すぐに忌まわしい記憶がよみがえってくる。

改めてファン家に招待され話しているうち、何度電話しても無視されたウジュの母親がスイムと分かる。

１．厳しいオーディションで選ばれた子役!?

個性の強い親たちと並んで、それぞれ親の影響を強く受けた子供たちの性格や行動も「SKYキャッスル～上流階級の妻たち～」に欠かせない魅力です。

子役オーディションは4次まで行なわれ、大学受験よりも熾烈だと言われました。というのも高校生のカン・イェソ役を当時23歳のキム・へユン（1996年生）が演じることになり、同級生たちは不自然に見えないようヘユンの年齢に近く、子役を演じられる成人した俳優、幼さの残る俳優が求められました。

厳しい審査の結果、キム・ヘナ役のキム・ボラは24歳（1995年生）、チャ家の双子役チョ・ビョンギュ（1996年生）は23歳、イェソが片思いするウジュ役のチャニは19歳（2000年生）で選ばれました。イェソの妹イェビン役のイ・ジウォンは役の年齢に近い13歳（2006年生）です。

２．人気アイドル出演！

ファン・ウジュ役のチャニ（カン・チャニ）は＜SF9（エスエフナイン）＞という9人組ボーイズグループの末っ子メンバーです。グループに参加する前の9歳から子役として活動をしていました。デビュー作は「善徳女王」で、「優しい男」や「女王の教室」などに出演しています。

また、カン・ジュンサンが勤務する病院にやってくるアイドル役には、ガールズグループ＜AOA（エイオーエイ）＞のチャンミが特別出演。リアルなわがままアイドルを演じています。劇中でウ・ヤンウ医師が学生たちと踊るダンスはAOAの振り付けを真似たようです。チャンミは2018年からYouTubeで個人チャンネル「チャンミチャンミだよ」を開設し、ユーチューバーとしても活動の場を広げています。

３．実の夫も整形外科医？

主人公のハン・ソジンを熱演し、2019年5月に行われた＜第55回百想芸術大賞＞で最優秀演技賞を受賞した女優のヨム・ジョンア。

2006年に一般人と結婚していますが、職業はなんと劇中の設定と同じ整形外科医。ひげを生やし眼鏡をかけていて、ソジンの夫カン・ジュンサン役のモデルとなった人物ではないかと視聴者の話題を集めました。