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めんたいぴりり 第二部前編

G 1時間44分

第一話「アイスキャンデーでひと儲け」の巻
 中洲の一角で食料品店「ふくのや」を営む海野家。“のぼせもん”の俊之(博多華丸)はひと山当てようとアイスキャンデーに目を付ける。製造機を買うため家財道具まで質に入れた俊之だったが、なぜか急アイスキャンデーを売るのをあきらめてしまう。不審に思った千代子(富田靖子)は櫛田神社を訪れ、室井(手島曜)と出会い、事の真相を知る。戦争孤児にアイスキャンデーを配っていた室井が製造機を盗まれて落ち込んでいるのを知り、俊之は買ったばかりの自分の製造機をあっさりと譲ってしまったのだった。

第二話「めんたいを作るけん」の巻
 アイスキャンデー屋を断念し、自らの生きがいを探す俊之(博多華丸)。のぼせるまで風呂に入り、「もう駄目ばい」とつぶやく。抜け殻のようになってしまった俊之を家族や従業員は心配そうに見守るのだった。そんな中千代子(富田靖子)との会話で釜山・草梁市場の思い出の味、めんたいを思い出す。早速再現しようとスケトウダラの卵を手に入れた俊之。ところが出来上がっためんたいはなんともトホホな味だった…。

第三話「台風がやってきたばい」の巻
 福岡を台風が直撃した真夜中、俊之(博多華丸)は家を飛び出していく。朝になり、「ふくのや」には見知らぬ家族の姿が。俊之が勝手に招き入れた家族にめんたいを食べさせていたのだった。家族の父親が連れてきた男たちとのどんちゃん騒ぎに堪忍袋の緒が切れた千代子(富田靖子)だったが、おだてられてノリノリで歌を披露する。何と男の一人は有名な中華料理屋の経営者で、「ふくのや」と取引したいとの申し出に驚く俊之ら。そして、千代子はプサン女学校時代の親友・恵理子(内田慈)がアメリカ兵と口論になっているところに遭遇する。

第四話「幼なじみはよかね!」の巻
 釜山の女学校時代の同級生、恵理子(内田慈)と再会した千代子(富田靖子)。「ふくのや」に招き入れたものの、夜の女に変わってしまった恵理子の姿に戸惑う千代子に、俊之(博多華丸)はふるさとの味めんたいを食べさせる。恵理子は「まずい」と吐き捨てて怒った従業員たちともみ合いになってしまう。 俊之はそんな恵理子に「フレーフレー」と全力でエールを送るのだった。そして早くめんたいを完成させたいと焦る俊之はますますめんたい作りにのめりこんでいく。

第五話「ジャンギャバンってなん?」の巻
 めんたい作りがうまくいかず、諦めようとする俊之(博多華丸)だったが、あることをきっかけに再びめんたい作りに励むように。そんな中、俊之のもとに須崎(玄海竜二)が現れ、共に山笠を復興させようと持ちかける。

第六話「お!お金がなくなった」の巻
 いよいよ自作のめんたいを店頭に出した俊之(博多華丸)だが、まったく売れずに落ち込む。家計が苦しくなる中、売上金の4千円が無くなっていることに千代子が気づいた。疑いの目を向けられた俊之だが、身に覚えがないという。

第七話「親分さん、いらっしゃい」の巻
 納得のいくめんたいが出来ず、思い悩む俊之(博多華丸)。そんな中「ふくのや」の従業員と街のチンピラが揉め事に。現れた親分の矢嶋(光石研)に俊之は美味しいめんたいを食べさせると約束してしまう。

第八話「京美人は色っぽか~」の巻
 神社で「明太子が売れますように」と願う俊之(博多華丸)は沖縄で共に戦った三枝(野村宏伸)の妻、京子(坪内陽子)と出会う。和菓子屋の三代目だった三枝の羊羹を食べ、涙をこぼす俊之。お礼にと俊之がめんたいを渡すと、京子があることを申し出る。

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