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「傑作だけど、デートでそれ??」
ムードぶち壊しの“地雷”映画9選

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きょうは久しぶりの休日。遠出する元気もないし、映画を見ながらの部屋デートも悪くない。

ただ、デートを盛り上げる映画はたくさんある一方、クオリティは素晴らしいものの明らかに女子ウケしない作品もこの世には多く存在する。映画好きの血が騒ぎ、ついチョイスを間違えて大失敗、後味悪いままデート終了、そのまま彼女とも疎遠に……そんな「地雷」を踏んだ経験はないだろうか?
 
世の女子は、「映画デート」と聞くたびにそのラインナップを注視、中には「えっ、デートなのにその映画を見るの?」という声にならない声を胸に秘めていることも。

そこで、Rakuten TV編集部はそんな声を可視化すべく、デートで見ると気まずくなること請け合いな、地雷映画を女子の声とともにピックアップ。「イケメン俳優の罠映画」、「意味深なメッセージ映画」、「議論の火種映画」など、男子がデート映画選びで陥りがちなポイントに沿ってまとめたので、ぜひチェックし、役立ててほしい。

「イケメン俳優目当てに見たら……」系

まずは一番ありがち、「イケメン俳優目当て」の映画チョイス。彼女にとって良かれと思い、選んでみたらアラ地雷! そんな経験談を踏まえての3本の映画をピックアップ。

Pick Up映画

セブン

セブン

退職間近のベテラン刑事は、新人刑事ともに残虐な連続殺人事件を追っていた。今日もまたひとり、犠牲者が……現場には“大食”と書かれた、犯人からのメッセージが残されていた。

選出理由

オープニングこそスタイリッシュ。だが、その後は凄惨な描写が続く。映画史においても最も後味が悪い作品の一つに数えられる本作だが、結末までたどり着かず途中でギブアップする人も少なくないのでは。どんなにお腹が空いていても、彼女とミートソースのパスタを食べながら見るのは避けること!

オススメ鑑賞法

ホラー好きの友人と、部屋の照明を落としきって。

 ユーザーコメント

ブラピ映画って意外とグロいと知った」(25歳・アパレル)
ケビン・スペイシーの髪型が生理的に無理」(23歳・インテリア会社)
「信じられないほど後味悪いラスト」(28歳・編集プロダクション)

Pick Up映画

アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド

突如生まれたウイルスが瞬く間に世界を汚染し、人類はほぼ全滅。そんな中、NYで唯一生き残った主人公は自分と同じ生存者を求めるが……。

選出理由

1954年に出版された本作のオリジナル版(小説)は、あのゾンビ映画の第一人者ジョージ・A・ロメロに大きな影響を与え、後の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』に結びついたとされる。わりと“ガチ”なゾンビ映画。予備知識のない彼女に見せるなら、それ相応の報いを覚悟せよ。

オススメ鑑賞法

彼女がゾンビ映画好き! 何が起きても怖くない! そんな奇縁に恵まれたならぜひ。

 ユーザーコメント

ウィル・スミスかっこいいから見たら、全然予想と違った……」(33歳・フリーライター)
「ゾンビ映画なら最初からそう言って」(29歳・ホテル業界)
「犬が可愛かったけどグロ映画だった」(24歳・企業受付)

Pick Up映画

シャッターアイランド

シャッターアイランド

精神を病んだ犯罪者だけを収容し、四方八方を海に囲まれた「閉ざされた島(シャッター アイランド)」。事件の捜査に訪れた連邦保安官テディがたどり着く、驚愕の結末とは!?

選出理由

本編開始前、わざわざ「登場人物の目線や仕草にも注目しましょう」なんてテロップが入るほど、謎があちこちにちりばめられている。「シャッターアイランド 解説」で検索すれば多くの検索サイトがヒットするほど、細かい伏線が張られた作品。見るにはある程度のガッツが必要。

オススメ鑑賞法

ミステリー小説好きの友人と、深夜にこっそりと。

 ユーザーコメント

レオ様目当てだったけど、こんな話だと思わなかった」(23歳・宝飾店)
「途中でオチが見えて興ざめ」(27歳・保険業)
「どうしてこのチョイスにしたのか、小一時間問い詰めたい」(25歳・モデル)

「遠回しのメッセージ?」系

続いては、女子からすると「えっ、浮気を疑われてる?」と思いそうな映画。そんなつもりはないのに「余計な詮索をされた」という印象を与えかねないので、取り扱いには十分ご注意を。

Pick Up映画

ゴーン・ガール

ゴーン・ガール

5回目の結婚記念日に姿を消した妻。ダイニング居間の大量の血痕。妻の日記。結婚記念日の宝探しのメッセージ。一体何が起きたのか―。

選出理由

鬼才デヴィッド・フィンチャーが描くサイコロジカル・スリラー。夫婦の繰り広げる攻防戦に、観ているこちらも「ああー!」と騙されてしまうこと請け合い。ただ、カップルやカップル未満の男女、熟年夫婦が観ると「こいつ(この人)、もしかして……?」と疑心暗鬼に陥ってしまう可能性も。

オススメ鑑賞法

気の置けない友人たちと、「わっからんわ~」とお酒を飲みながら。

 ユーザーコメント

「2股中してる時期に見せられた。何か感づかれたのかも」(23歳・アルバイト)
「デートなんだから、何も考えずに楽しみたい」(20歳・インターン)

Pick Up映画

マッチポイント

マッチポイント

クリスは大金持ちの息子トムと親しくなり、トムの妹クロエと付き合うように。やがてクリスはクロエと、トムの婚約者であるノラとの間で激しく揺れ動き、物語は予想もつかない方向へ……。

選出理由

おしゃれ映画といえばウディ・アレン。しかしこの映画に関していえば、「積極的に浮気をする男女」の話だと心するべし。おしゃれなのはスカーレット・ヨハンソンの美麗なジャケット、だけ。少しでも“身に覚えのある”諸兄は、避けたほうが無難だろう。

オススメ鑑賞法

身持ちの固い友人たちと、ツッコミを入れながら。

 ユーザーコメント

「話の展開がエグすぎて見てるのがつらかった」(26歳・インターン)
「結末がひどすぎる。なにこれ」(31歳・主婦)

Pick Up映画

クレイマー、クレイマー

クレイマー、クレイマー

仕事第一の男テッドのもとから、妻ジョアンナは去って行った。息子と残されたテッドは、失意のなか家事に奮闘。父と子の間に深い絆が生まれた頃、息子の養育権を主張するジョアンナがテッドのもとを訪れ……。

選出理由

アカデミー賞を複数部門で受賞した本作。妻が息子を置いて家出したことをきっかけに、息子と心通わせていく父。特に、フレンチトーストを上手に作れるようになったシーンは必見。親子愛の美しさを描く作品だが、題材は離婚そしてただ1人の子どもを巡る夫婦間の争いである。

オススメ鑑賞法

お互い結婚を意識しない友人同士(性別問わない)で。

 ユーザーコメント

「いい映画だったけど、これをチョイスされると」(26歳・アルバイト)
「結婚を考えてる相手に見せられて、複雑だった」(22歳・学生)

「議論を巻き起こす」系

お次は、「議論を巻き起こす」系。一筋縄ではいかない、納得しきれない、飲み込むのが容易ではない結末を示す映画。ある意味で、優れた作品といえる。しかしながら、デートムービーに適しているかは別の話。

Pick Up映画

ミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビー

小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。31歳になる女性マギーがフランキーに弟子入りを志願するが、すげなく追い返してしまう。それでも諦めずジムに通うマギーに対し、フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが……。

選出理由

前半は「ロッキー」的なサクセス・ストーリー、もしくはスポ根ものを想起させる。しかし中盤以降、物語は予想もつかない展開を見せ、極めて慎重に論議される“あるテーマ”に収れんしていく。クリント・イーストウッド監督の語り口は非常に見事だが、この結末を見せられて意見が割れないのは難しい内容だ。

オススメ鑑賞法

議論好きの仲間と土曜の夜、終電を気にせず朝まで。

 ユーザーコメント

「サクセス・ストーリーかと思ったら信じられない展開」(31歳・モデル)
「終わった後、意見を求められたのがつらかった」(20歳・学生)

戦争映画

最後に、このジャンルを。残念ながら、戦争もある意味では人間の本質が現れている。優れた戦争映画ほど、極限状態に置かれた人間性の変化を微細に描き切っている。傑作が多いジャンルであり、その価値を恋人にも知ってほしい気持ちはわかるが、現実問題として描写はヘヴィだ。

Pick Up映画

プライベート・ライアン

プライベート・ライアン

第二次世界大戦における実話を基にしたストーリー。敵前線の後方に取り残されたライアン二等兵を救出するため、アメリカ軍の同僚たちが立ち上がる。

選出理由

冒頭30分、生々しいノルマンディー上陸作戦の描写は胸に突き刺さる。兵士役のキャストたちの悲痛な叫び声が、耳から離れない。トム・ハンクスマット・デイモンを始めとしたキャスト陣は、撮影前に軍の過酷なトレーニングを受け、実際の兵士のメンタリティを培った上で臨んだ。細部までリアリティが追求された戦争映画だ。

オススメ鑑賞法

1人で心して見よ。人間の本質がここにある。

 ユーザーコメント

「ある人が死ぬシーンでは、顔をそむけたくなった」(32歳・主婦)
「映画史に残る20分、記憶からは消したい1本」(30歳・フリーランス)

Pick Up映画

ヒトラー ~最期の12日間~

ヒトラー ~最期の12日間~

1945年4月20日、ベルリン。迫りくるソ連軍の砲火を避けるため、ヒトラーは身内や側近とともに首相官邸の地下要塞に潜伏していた。誰もが敗戦を覚悟する中、冷静さを失ったヒトラーは、ある重大な決断を下す……。

選出理由

ドイツ人監督とドイツ人の脚本家が、ドイツ人のキャストを集めて第三帝国を映像化した。その事実だけで歴史的な価値のある映画。特に中盤、ブルーノ・ガンツ演じるヒトラーが部下たちに怒りを撒き散らすシーンは、映画史に残る名演技。

オススメ鑑賞法

1人で、ブルーノ・ガンツの演技を真似しながら。

 ユーザーコメント

「動画でイジられてるのは知ってたけど、かなりキツい映画だった」(32歳・フリーライター)
「なんでデートにヒトラー映画を選ぶのか、ある意味尊敬する」(29歳・貿易事務)

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