愛という名のもとに～超解像度版～ [フジテレビTWOsmart]

大学を卒業して3年―。
高校教師の貴子（鈴木保奈美）は、商社マンから転身して代議士の父の秘書となった健吾（唐沢寿明）からプロポーズされ、OKする。

そんなある日、ボート部の恩師が亡くなり、貴子や健吾たち同期の仲間が顔をそろえる。デパート勤めの則子（洞口依子）、証券マンの篤（中野英雄）、地方公務員の純（石橋保）。学生時代はお互いの相談にものったが、社会人になってからは、それぞれが疎遠になっていた彼らだったが、なじみの店レガッタに久々に集まり近況を語り合う。売れっ子のモデルの尚美（中島宏海）は遅れて顔を出すが、深夜12時を回るとみな明日のことを考えて、飲み会はお開きとなる。学生時代だったらこれから盛り上がるところなのに、と思いながら。

その日顔を出さなかった時男（江口洋介）はアメリカへでかけていたが、尚美が産婦人科医との不幸な恋愛からガス自殺を図ったとき、それを発見し、彼女を救い出す。
尚美の病室に集まった仲間に、時男は「誰も彼女の悩みを聞いてやれなかったのか」と責める。健吾は「お前みたいにいつまでもガキじゃいられない」と反論するが、誰もが尚美の相談に乗ってやれなかったことを後悔するのだった。